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自分カメラで写し撮る心象風景の羅列 毎日がはじまりの日

by ketsumazuku

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手持ちの本を再読しようキャンペーン中の私である。
村上龍が終了して、リチャード・バックの『one』を再読したところで、
次にカフカに行くか、夢野久作『ドグラ・マグラ』に着手するか迷ったのだが、
はたと大事な作家を忘れていることに気づいた。
筒井康隆、その人である。
というわけで、筒井作品で最もお気に入りの“七瀬三部作”を一気に読んだ。
完全に入り込んだ。うー悲しい...。
次に手に取ったのは、手持ち中二番目にお気に入りの『幻想の未来』。
これまた名作である。
表題作「幻想の未来」他短篇を読み終わり、解説に突入したのだが、
ここに隠れた名文を発見した。というか、一回読んだので、思い出したというべきか。
解説を書いているのはジャズピアニスト・山下洋輔氏なのだが、この解説、本編以上に笑ってしまった。この解説で笑うためにここまで読んだのか私は~!というくらい、なんてゆうか、笑えた。
是非、『幻想の未来』ほか、筒井作品を読んだのち、この解説を読んでほしい。
ちなみに、この解説、まったく本文に触れていない。そこがまた面白い。
“筒井康隆”の解説なのである。
by ketsumazuku | 2005-10-28 00:05 | 蹴躓く好きもの咄