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自分カメラで写し撮る心象風景の羅列 毎日がはじまりの日

by ketsumazuku

センチメンタルじゃに~

私事ですが、つい半月程前に婚姻したのでありました。寿 by myself。
直前までばったばたしていて、引越し等々6割程度しかできていなかったため、
まだまだ引っくり返った新居をひとまず放置して、実家を本格的に整理するべく週末は二週間ぶりの里帰りと相成った。 のだが…

時間を有効に使おうと、金曜日会社が終わってからそのまま実家へ向かったのだが、
帰路、自分のあまりにもの自然さ具合に愕然。
朝実家から出勤して普通に帰宅しているような錯覚に襲われる。
今の実家に住んで18年ほど。この2週間ぽっちに負けるわけはないのは当たり前だが、あまりにも自分の中の意識が素で、懐かしさは微塵もないのである。

あぁ、私の意識は新居を自分の家だとまーったく認めていないのだなぁ… としみじみ思った。

まぁ、新居に来たのが、実家から式場にゆき、帰るのは別の家という流れだったので、引っ越しをしたというよりは別の家に出掛けた気分になるのはある程度仕方なく、しかしそこで生活をすれば少しは実家に行く道も新鮮に感じるだろうと、わざわざ考えるまでもなく思っていたのに、まーったく全然さっぱり、ここまでとは。

家に上がってからも、普通に会社から帰宅、ご飯食べてテレビ見てなんやかんやダラダラした挙句コタツで寝てしまい朝方ベッドに行き...

うーん、さすがに、わしは何しに来たんだろ...と心を入れ替えて、翌日は終日部屋を片付け整理し詰め込みして当初の目的を成し遂げたのだが、心の中では、何やら本格的な模様替えしてるような気分、まだ残っていたステレオにはMDが入っていて、それはユダで、新居に行ってから一音も耳にしてないベンジーの声を聴いたら、なんでここが自分の家じゃないんだろうと不思議で、新居に行く(本当は帰る)ために、何かこれまでの自分を捨てるような気になってきて、式の前日にはなんにも思わなかった癖に、たちまち淋しくなってしまったのであった。
ふぇ~ん、と、こう、ね。

その翌日、用事で母と百貨店に缶詰になっている時、相方から入ったメール、
「わしketsumazukuがほんとに帰ってくるか心配ら」
うーん、するどいな~...、少し感心、少し可哀想になり、少し可愛くなったので、
少し反省した。
でもきっとしばらく続く。
by ketsumazuku | 2006-04-24 11:33 | dialy&c.