人気ブログランキング | 話題のタグを見る

自分カメラで写し撮る心象風景の羅列 毎日がはじまりの日

by ketsumazuku

名付けについて考えた。

昨日、テレビでで自民党の杉村太蔵氏がフリーターとニートを集めて云々...というニュースを見た。
一般常識に疎い私は、近頃メディアにて耳にはするがニートという言葉の意味を知らなかったので、何する人ぞと調べた。


なんだ、何もしない人のことか...


ネーミングは地位を与える。

問題視して改善せねばと本当に思うなら単に内容を伝えるだけの名称にすべきだ。
呼称など必要ない。
その方が会話する上で効率が良いと考えるからなのかなんなのか。
しかし、それは、言葉の音だけを一人歩きさせて、『俺ってニートだからさ~』と当人達が恥じなく言い易くなるだけで、無意味どころか悪影響を及ぼす。ネーミングされた時点で地位を獲得したという印象を与えるのだ。

ニートはイギリスで作られた名称で、
Not in Employment, Education or Training、略してNEET だそうである。
就職しておらず、学校に行ってるわけでもなく、何らかの訓練中でもない、何もしていない状態、いわゆるプー太郎であること。
プー太郎を横文字にして言い換えただけなんである。でも、横文字にしただけで、ニュース等でも言い易くなる。「近頃ニートは~」「ニートについて社会は何を~」なんていうのを、プー太郎と言い換えると、「近頃プー太郎は~」「プー太郎について社会は何を~」、なんだか真面目な顔して言いにくい。プー太郎さんはきっとヒゲもじゃで体が大きくて不器用だけど力持ちで...。
本のタイトルにしても『希望のニート』なんて言うと格好いいが、『希望のプー太郎』となると、まるで、プー太郎なるわんこが、とある一家に拾われて家族の一員になり家族を助けながらやがて往生するまでのハートウォーミングストーリーかのようだ。
まぁ、プー太郎もネーミングなので、こんなにほのぼのとなってしまったわけだが...、
え~、ニートは外国語である上略語なのだし、そのまま輸入するのは間違いのもとなのではないか。意味を伝えなければそれこそ意味がない。なので、無職無就学無修練者とかにすべきだ、と私は考える。

とにかく名付けというのはとても重要なんである。名付けた瞬間、命が芽生える。なかなか売れなかった商品が、商品名を変えただけで大ヒット商品に生まれ変わることもあるのだ。

名付けは慎重にされたし。
by ketsumazuku | 2005-11-10 12:33 | しょうもな考察